グローバル社会に必須!「クリティカル・シンキングってなに?」 

質問を変えるだけで、子どもの思考力がぐんぐん育つ! グローバル社会に生きる子どもたちに必須の思考力

教育

受賞歴のある革新的なプログラム「ブレイブ・ライター」の開発者。
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クリティカル・シンキングってなに?

クリティカル・シンキングは、うまく生きていくために育むべき思考ツールです。

教育の専門家アーサー・コスタ博士は、生徒が「複雑な問題を解決するために戦略的で論理的な思考、洞察力、根気強さ、創造力、技能」を使うとき、クリティカル・シンキングが活性化すると説明しています。

私の考えるクリティカル・シンキングとは、次のようなさまざまな力と恩恵をもたらすものです。

●知恵と洞察力

社会で生きやすくなるための手段

危機的状況への適応力

個人の成長に力を与える

難問を解く鍵となる考え方

創造力を設計する力

クリティカル・シンキングによって、私たちはものごとや情報を解釈し、行動に移せるようになります。

情報の真偽を判断するときにも、偏見や思い込みがないかをチェックできます。

また、クリティカル・シンキングは、過去、大きな文脈、自然、そして物語と私たちをつなぐスキルなのです。

自分が戦略を立てているとはっきり自覚できるときがあります。

また、直感や勘などの感覚を頼りに、複雑な問題を解決することもあります。

自己認識型クリティカル・シンキングを育てる方法

有能な教育者なら、子どもがクリティカル・シンカーになることを望みます。

しかし、子どもが日々直面する膨大な情報には、どんなに生き生きとした脳でも圧倒されてしまいます。

子どもは多様な情報源と向き合っています。

Youtubeの動画、ソーシャルメディアのストーリー、ゲーム中のリアルタイムチャット、テレビ番組やストリーミング映画、好きな本と苦手な教科書、とある話題について異なる考え方をする身近な大人たち、ネット検索で示される正確な情報と誤った情報などです。

親や教師が、もっともらしい情報を安易に信じないように、また家庭や教室で提示されるルールや教育を疑うことなく受け取るように教えることはよくあります。

しかし、そのような意味づけをする思考技術について考えたことがあるでしょうか。

自分はどんな情報を信じるのか? 何を疑うのか? なぜそうするのか?

クリティカル・シンキングはこの「自己軸」によって形成されます。

大人も子どもも同じように、自分の感じ方を確認し、ある情報源を信用して別の情報源を信用しないのはなぜか、ある考えを真実として受け入れ、別の考えを偽りとして拒否するのはなぜか、などについて学ぶことができます。

研究者は、このような自己監視を「メタ認知」または「思考についての思考」と呼びます。

私はこのような知力を「自己認識型クリティカル・シンキング」と呼んでいます。

子どもは自分の思い込みを観察し、それを疑うことを学びます。

そして、微妙な差異や複雑さに気づく能力を育て、個人的な意義のある価値観を構築するのです。

これは一生を通じて役立つスキルで、畏敬の念、驚き、つながり、満足感を経験する能力を深めてくれます。

PROFILE

受賞歴のある革新的なプログラム「ブレイブ・ライター」の開発者。

ジュリー・ボガート

毎年何万もの家族にライティングとランゲージアーツを教えている。現在は成人している5人の子どもを、17年間ホームスクーリングで育てた。「ブレイブ・ラーナー・ホーム」を創設し、コーチングや授業を通じて多くの親をサポートしている。また、オハイオ州シンシナティのザビエル大学で神学の非常勤教授として教壇に立った経験をもつ

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受賞歴のある革新的なプログラム「ブレイブ・ライター」の開発者。
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