モンテッソーリ式・英語力と才能の伸ばし方!―絵本は「見るだけ」「聞くだけ」
特別な道具や知識は必要なし! お父さんお母さんは英語が苦手でも大丈夫! モンテッソーリ教育のプロが教える3歳から7歳までの英語力と才能の伸ばし方
教育
絵本は「見るだけ」「聞くだけ」‥ ツールとしてとてもおすすめ
遊びを通じて、長くゆるく英語に親しむ。そのためには、絵本は、「おうち英語」で使える、とてもおすすめのツールです。
赤ちゃんや幼児は絵本をパラパラめくるのが大好き。
身の回りに英語の絵本を何冊か置いておくだけで英語環境をつくることができます。
そしてその置いてある絵本を手にとって「見るだけ」でも英語が目に飛び込んできますし、パパやママの読み聞かせを「聞くだけ」でも英語が耳に自然と入ってきます。
それに、なんといってもいちばんのメリットは「親子で一緒に楽しめること」。
英語で語りかけることになんとなく気恥ずかしさを覚えがちなママやパパも、絵本というツールを使えば、書いてある英文を読むだけ」なのでチャレンジしやすいはずです。
読み聞かせのすごいパワー
また、絵本の読み聞かせを通じて、英語の4技能「Reading(読むカ)」「Listening(聴く力)」「Speaking(話すカ)」「Writing(書くカ)」を養うこともできます。
ママやパパの読み聞かせの声を「聴く」、そしてアルファベットを目で追いながら「読む」はもちろんのこと、聴いた音を口に出して「話す」、絵本上の文字を指でなぞってみる「書く」。
この4つの力が、読み聞かせを通じて自然に身につき、それぞれの力を伸ばすことができるのです。
また、絵本の読み聞かせを通じて、「英語の耳ができていく」のも嬉しい効果。
絵本はやさしいレベルの言葉で書かれていますが、たとえばCatとHatCakeとMake、WetとPetのように韻の踏み方などが工夫されているものも多く、英語独特のリズムに幼いうちから慣れさせることができます。
このように同じ音(Rhyme)を持つほかの単語(Word)のことをRhymingWord(ライミングワード)といいます。
実際、アメリカの小学校では低学年のころに、このライミングワードの勉強をします。
同じ音を持つ単語を探したり、グループ分けしたりするのです。
絵本を読むことで、日本にいながら、アメリカのお子さんが勉強しているようなライミングワードを知り、同じ音かどうかを聞き分ける耳が、自然にできていくというわけです。
そして慣れてきたら、子ども自身も、絵本のなかのフレーズを日常会話のなかで使うことができるようにもなるでしょう。
お気に入りの絵本は何度も繰り返し読むものですが、繰り返し読んだ絵本の内容を子どもが暗記することは、日本語の絵本の場合でもよくあります。英語の絵本の場合も同様です。
むしろ、リズム感のある英語の絵本のほうが、暗記してしまうことが多いのではないでしょうか。
ある日突然、子どものほうから絵本に出てくる単語や、かんたんな英文が発せられることもあるかもしれませんね。
さらに英語の絵本を見るとわかるのですが、色づかいが日本のものとは全然違います。
とてもカラフルで、子どもの目にも楽しいのです。鮮やかな色を目にすることで、色彩感覚を育むこともできるでしょう。
絵本は見るだけ、聴くだけで英語の「Reading(読む力)」「Listening(聴力)」「Speaking(話すカ)」「Writing(書くカ)」を養う
0歳から天才を育てる乳幼児親子教室「輝きベビーアカデミー」代表理事。幼稚園教諭1級免許、日本モンテッソーリ協会教員免許、保育士国家資格、小学校英語教員免許取得。NPO法人ハートフルコミュニケーションハートフル認定コーチ。サンタフェNLP/発達心理学協会・ICNLPプラクティショナー。日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー。
自身の子どもがモンテッソーリ教育の幼稚園ですばらしい成長を遂げたことに感銘を受け、モンテッソーリ教師の資格を取得。
現在は、モンテッソーリ教育を取り入れた自身のスクールで幼児教育に携わるほか、全国の保育園・幼稚園・スクールで教員向けの指導している。
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