モンテッソーリ式・英語力と才能の伸ばし方!―「敏感期」はチャンス
特別な道具や知識は必要なし!お父さんお母さんは英語が苦手でも大丈夫!モンテッソーリ教育のプロが教える3歳から7歳までの英語力と才能の伸ばし方
教育
「敏感期」は能力を伸ばすチャンス
モンテッソーリ教育では、子どもの「敏感期」を重視します。
敏感期は生物学者デ・フリースによって発見され、生物が生まれながらにして持つ能力を発揮する、ある限られた時期のことをいいます。
モンテッソーリ教育では、この敏感期が人間にもあてはまると考えます。
モンテッソーリ教育では、子どもの成長過程で、「この時期に、この能力が発達する」という旬の時期を「敏感期」ととらえています。
わかりやすく言い換えれば、その子の「旬」であり「マイブーム」ともいえるでしょう。
子どものそのときの「旬」をうまく取り入れて工夫することで、飽きることなく、集中して取り組むことができます。
子どもの敏感期は6歳までに現れる
「感覚の敏感期」「言語の敏感期」「数の敏感期」など、いろいろな種類がある敏感期ですが、おおむね6歳までに現れます。
なかでも将来の人格や人生の土台になるよう「発達の敏感期」は、3歳までに強く現れるといわれています。
つまり、生まれたばかりの赤ちゃんが人間として大きく成長していく0~6歳、遅くとも小学校入学の7歳くらいまでの時期に、さまざまな能力が顕著に現れるということです。
日本語や英語にかかわる「言語の敏感期」は、子どもが言葉を話したくて仕方ない時期に現れます。
お子さんが「あーあー」「うーうー」などの喃語を経て、「ママ」「パパ」「わんわん」「カー(車のことだったり、カラスのことだったり)」など、意味のある言葉を話し始めるのは、個人差はありますが平均して1歳半ごろ、早い子で1歳前、ゆっくりな子で2歳前後です。
そして、一度意味のある言葉を話し始めると、子どもは猛スピードで語彙を増やしていきます。何を見ても「わんわん、わんわん」と言っているなと思っていたら、2、3ヵ月後には「あれは、ねこ」など、たどたどしくも二語文を操り始めたりもします。
なぜ、子どもが猛スピードで話し始められるようになるかというと、0歳から3歳の「言語の敏感期」に言葉にたくさん触れるからです。
もちろん、0歳の赤ちゃんのころはまだ自分から言葉を発することはできませんが、大人がたくさん話しかけることで、実は語彙をどんどんインプットしています。
お父さんお母さんの日々の言葉がけ、通りかかる人のあいさつ・・・・・・だっこされたり、ベビーカーに乗ったりしているだけでも、たくさんの言葉のシャワーをあびているのです。
そしてあるとき、突然言葉を話せるようになります。
この「言語の敏感期」に英語に触れることで、日本語と同じように英語の語彙をインプットできます。
「幼児期から英語を始めると、身につきやすい」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
それには、このような理由があるのです。
敏感期をうまく活用することで自然と英語が身につく
0歳から天才を育てる乳幼児親子教室「輝きベビーアカデミー」代表理事。幼稚園教諭1級免許、日本モンテッソーリ協会教員免許、保育士国家資格、小学校英語教員免許取得。NPO法人ハートフルコミュニケーションハートフル認定コーチ。サンタフェNLP/発達心理学協会・ICNLPプラクティショナー。日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー。
自身の子どもがモンテッソーリ教育の幼稚園ですばらしい成長を遂げたことに感銘を受け、モンテッソーリ教師の資格を取得。
現在は、モンテッソーリ教育を取り入れた自身のスクールで幼児教育に携わるほか、全国の保育園・幼稚園・スクールで教員向けの指導している。
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