ほめ言葉のポイント~魔法の声かけテクニック
小学校教師・メンタル心理カウンセラー、 全国の教師が学びにくる先生が教える! 子どもの自己肯定感が爆上がり、のびのび、生き生きと育つ魔法の声かけテクニック!!
しつけ/育児
ほめ言葉のポイント
ほめ言葉は、伝えるだけでも強いストロークになります。
子どもをほめる際には、その効果を最大限に発揮させたいものです。
では、どのようなほめ方が効果的といえるのでしょうか。
次の例を見てみましょう。
お母さん、聞いて。今日、なわとびが15回も跳べたんだよ。
ほめ言葉は、お世辞ではいけません。
子どもは、感性が豊かです。大人よりもずっと機敏なのです。
だから、言葉が本気で伝えられているものなのかどうかを察します。
ほめ言葉を伝えるうえで、大切なことが3つあります。
ほめ言葉のポイント①すぐにほめる
1つ目は、すぐにほめることです。
たとえば、翌日になってから「昨日、自分の部屋を片づけていたみたいだな!」「えらいぞ!」と言われたとしても、子どもにとって思い出すことは難しいものです。
でも、部屋を片づけ終えたときに「おっ!きちんと片づけたんだな。えらいぞ!」と伝えられれば、理解することができます。
ほめ言葉には「賞味期限」があるのです。
行動心理学では、60秒以内にほめることが効果的とされています。
60秒経つと、ほめるチャンスが腐ってしまうのだと捉えましょう。
子どものよい行動に気づいたら、できる限り早くほめ言葉を伝えるようにします。
ほめ言葉のポイント②たくさんほめる
「ほめるのは、なんだか気まずくて......」などと、ほめることに躊躇してしまうことがあります。
叱ることはできるけど、ほめるのは気まずいというのはよくある話です。
ほめるのが気恥ずかしいのは、ほめ足りていないからなのです。
0を1にするのは難しい。
でも、10を20や30にするのは、そう難しいことではありません。
子どもの望ましい行動を見つけたら、できるだけ多くほめましょう。
面と向かって言わなくていいのです。
照れくさければ、独り言のようにして呟いてください。
「おっ。食器を片づけているね。いいねぇ」
「おもちゃを譲ってあげたんだ。優しいなぁ」
「泣かずに立ち上がれた。すごい!」
こんなふうに、口癖のようにして、小さなほめ言葉を生活にちりばめていくようにしてみましょう。
次第にほめることに慣れてくるはずです。
親が毎日「やればできる」と繰り返していれば、子どもは被暗示性が強いので、その言葉を信じて、言葉通り「自分はやればできるんだ」と信じて、努力するようになります。
できるだけ多く、ほめ言葉を伝えていきましょう。
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