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小児科医オススメの食事“濃い色の野菜で成長をサポート”

明日からできる!気軽につづく!小児科医ママが伝えたい 子どもの体・脳・心を育てる食事のコツ。

更新日:

工藤 紀子
小児科専門医・医学博士。順天堂大学医学部卒業後、同大学大学院小児科思春期科博士課程修了。

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小児科医ママが教えたい食事“濃い色の野菜で成長をサポート”

濃い色の野菜で成長をサポート
摂りたい栄養素
ビタミンA
ビタミンCなど

野菜が苦手な子どもと、野菜を食べさせたい親のバトルは、今も昔も多くの家庭で見られる光景です。

どうにかして食べさせようとすると、子どもから「なんで野菜を食べなきゃいけないの?」とにらまれることも......。

この「なんで?」にきちんと答えることが、子どもに野菜を食べさせるための第一歩です。

野菜にはビタミンC、ビタミンAなど、健康を保ち成長を促すために必要な栄養素が詰まっています。

それだけではありません。

野菜をしっかり食べることで、ごはんやパンなどの食べすぎを防ぎ、糖質の摂りすぎを抑える効果もあります。

先に野菜を食べれば、血糖値の急上昇を防ぐこともできます。

野菜は体によいからといわれても、子どもは納得いきません。

「ニンジンにはビタミンAがいっぱい入っていて、食べると肌が丈夫になるんだよ」など、わかりやすく野菜の役割を教えてあげるとよいでしょう。

「濃い色」の「旬」の野菜を選ぶ

子どもにどの野菜を食べさせればよいのか、種類が多すぎて悩む方もいるでしょう。

迷ったときは、「濃い色」の野菜=緑黄色野菜を選ぶのがおすすめです。

野菜の種類にもよりますが、緑黄色野菜にはビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウムなど、重要な栄養素が多く含まれています。

ただし、見た目の色が濃くても中身が白っぽい野菜は、緑黄色野菜に含まれません。

ナスやキュウリを想像してもらえば、わかりやすいと思います。

もちろん、だからといって食べなくてよいというわけではありません。

そして、野菜を買うときはなるべく「旬」のものを選びましょう。

旬の野菜には栄養がたっぷり詰まっているうえに、味も抜群ですし、たくさん出回るためお値段もお財布に優しくなっています。

買い置きするなら冷凍野菜が便利

野菜を買い置きすると、使いきれずにいたんでしまったり、使いきれる分だけを買うと割高になってしまったりすることがありますよね。

そんな悩みを解消してくれるのが、スーパーやコンビニで手に入る冷凍野菜です。

最近は、使いやすくカットしてあるものや、洋風・和風の料理向けの野菜ミックスなど、種類が豊富でとても便利です。

冷凍にしても野菜の栄養価はほとんど下がらないので、ぜひとも活用してみてください。

とくにおすすめの冷凍野菜は、ブロッコリーを細かく砕いた「ブロッコリーライス」。適度に歯ごたえがあるので満腹感があり、栄養価も高いとても優秀な食材です。

プロッコリー特有の味も気にならないので、普段の献立にちょい足し食材として使ってみるのはいかがでしょうか。

PROFILE

小児科専門医・医学博士。
順天堂大学医学部卒業後、同大学大学院小児科思春期科博士課程修了。

工藤紀子

栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。
保育園、幼稚園、小中学校の嘱託医を務める。2児の母。
都内クリニックにて、年間のべ1万人の子どもを診察しながら子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。

「小児科医ママが教えたい体・脳・心を育てる!子どもの食事」

著者名
工藤 紀子
出版社
 日本文芸社

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