心理カウンセラーが伝える!言いたいことが伝わる言いかえフレーズ――世間話に対して

本書は、異性との会話のズレを解消するための、徹底的に実用的で具体的な男語⇔女語辞典です。異性と接していて「なぜ通じないのか?」「どう言えばカドが立たないのか?」と迷ったとき、辞書を引くようにこの一冊を開いてみてください。そこには、あなたが無意識に口にしていた(通じていない)「NGフレーズ」と、劇的に空気をまろやかにする(うまく伝わる)「言いかえフレーズ」が、具体的なシチュエーションとともに並んでいます。

夫婦関係

心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定GCDFキャリアカウンセラー。
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「よかれと思って言ったのに怒られた」「冷たい態度をとられた」……そんな経験はありませんか?本書は、すれ違いがちな会話を劇的に変える具体的なフレーズを分かりやすい図解とともに紹介する実践バイブルです。
五百田 達成著書の『言いたいことがちゃんと伝わる 男と女の言いかえ図鑑』から一部転載・編集してお届けいたします。

世間話に対して

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でも、それってさー

お、いいねー

「この間、ハワイに行って来たんだけどね〜」

「ハワイかー、今、物価高いでしょ?」

「先月からNISAを始めてみたんだけど~」

「いや、結局NISAよりもさ」

人が何か話そうとすると、すかさず知ったかぶりをして、知識や情報を披露したくなるのは男性に多い傾向です。

話すほうとしては、話を遮られたという不満が残るし、「まずは、私の話を最後まで聞け!」と怒りたくなるし、何より知識のマウントをとってくることにイラッとします。

では、なぜこのような会話をしてしまう男性がいるのか?

それは、おなじみ、男性特有の「負けたくない」意識が働いているからです。

日ごろから対等なおしゃべりを楽しんでいる女性たちからすれば、「は?それってなんの勝負?」と驚いてしまいますが、冗談ではありません、本当のことです。

何気ない会話においても、どれだけ自分のほうが知っているか、詳しいかをアピールしたいし、上に立ちたいし、教えたい。

だからこそ、何か話題が出たらすぐに「それって〜」と知識を披露し、「教えてあげようか」とマウンティングに余念がない。

すべては「勝ちたい」から、「すごい」と尊敬されたいからです。

どれだけ詳しくても相手の話を奪わない

「この間、韓国に行ってきたんだけどね〜」

「韓国!いいねー」

「先月からNISAを始めてみたんだけど~」

「NISAねー、どんな感じ?」

このように、まずは話をそのまま受け止める。そして「その話に興味がある」という姿勢を見せ、「へぇ~、どこに行ってきたの?」「どんなものを食べたの?」と時折質問を挟んだり、「へぇ〜、面白そうだね、僕も行きたいなぁ〜」と感想を述べたりする。

ポイントはリアクションです。

うなずく、目を見る、相づちを打つ。たとえ、そのことについてよく知っていたとしても、そのことの専門家だったとしても、そんなことはおくびにも出さない。

話を重ねていく中で、相手から質問があってようやく自分のことを話すくらいがちょうどいい。

そうすれば「自分の知識をひけらかさない余裕のある人だ」と好感を持たれます。

繰り返しになりますが「相手のためを思って」だろうが、「間違いを直してあげようと思って」だろうが、ダメなものはダメです。

まとめ
相手の話に対して「知識のマウント」をとらない

アドバイスをする

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普通はこうだよ

私は○○してほしい

「最近、体がだるいんだよなぁ~」

「山田医院で診てもらいなよ。みんなあそこがいいって言ってるよ」

「(みんなって誰だよ)」

「転職でもしようかなー」

「やめなよ。普通、3年勤めてからでしょ」

「(普通って誰が決めたんだよ)」

私たちは日ごろからよく誰かにアドバイスをするときに、「普通は○○だよ」とか「みんな○○しているよ」という言い方をしがちです。

しかし、この「普通」に対する感じ方も、男性と女性では大きく異なります。

実態が手に取るように把握できる「世間」で生きる女性たちは、身近にいる親しい人の意見や考え、口コミを信用する傾向があります。

医療に関しても、「この症状には○○が効く」といった口コミを仕入れては、素直に受け入れ、試してみたくなる。

一方、男性たちが信用しがちなのはマスコミをはじめとした公的な情報です。半径5メートルの「世間」よりも、グローバルな「世界」が大好きな男性は、たとえば海外の通信社が報じるニュースに、とことん弱い。

どこどこの国の研究所で開発された新薬、なんてニュースを見ては、「日本の医療はまだまだ遅れている」なんて浅いうんちくを語りたがります。

このように、女性は「肌感覚」で、男性は「頭」で「普通」を捉えているので、そもそも「普通」の基準がズレまくっているのです。

だから、お互いかみ合わないことがあるのです。

「普通」といううさんくさいものの力を借りない

また「普通は○○だよ」と言われたとき、なぜか腑に落ちないのは、実際は「自分の主観」であるにもかかわらず、さも「世の中の通説」のように装っているからです。

「それってあなたの感想ですよね?」「そっちの普通を押しつけないでよ」と、反論したくもなります。

ですからここは、回りくどい言い方はせず、自分の考えとして伝えるのが一番。

「最近、体がだるいんだよなぁ~」

「ええ~、それは心配。すぐに病院に行って検査してほしいなぁ~」

「転職でもしようかなー」

「そうなの?詳しく聞かせてよ」

男性でも女性でも、得体の知れない「普通」なんてものを味方につけることなく、まっすぐ自分の思いをぶつけるべき。口コミやエビデンスはその後のことです。

まとめ
男性は「世界と理屈」が、女性は「世間と感覚」が好き
PROFILE

心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定GCDFキャリアカウンセラー。

五百田 達成

東京大学教養学部卒業後、KADOKAWA、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。専門分野は「コミュニケーション心理」「ことばと伝え方」「SNSと人づきあい」。サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績に裏打ちされた、人間関係、コミュニケーションにまつわるアドバイスが好評。「あさイチ」(NHK)、「ヒルナンデス!」(日本テレビ)ほか、メディア出演も多数。文章・エッセイ教室「おとなの寺子屋」も好評
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心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定GCDFキャリアカウンセラー。

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