子育て家庭の家事負担の実態を調査(第1回)

子育て家庭297件の声を分析し、家事負担の実態を調査。夕方から夜に集中する負担、名もなき家事、家族への配慮不足、自分時間の不足など、家庭運営を支える「見えない負担」の実態が見えてきました。

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調査対象 297 名

297件の声から見えた、子育て家庭の家事負担の実態

子育ての現場から届いた切実な悩み

子育て中、「自分の時間がない」「家事が終わらない」と感じたことはありませんか?
297件の回答を分析したところ、見えてきたのは単なる「家事の多さ」だけではありませんでした。
本レポートでは、子育て家庭のリアルな声をもとに、家事負担の実態とその背景にある「見えない負担」を読み解きます。

見えてきた4つの実態

・家事と育児の同時並行
・気づかれない「名もなき家事」
・段取りや責任の偏り
・自分時間の圧倒的不足

てつなぎ「みんなの声」297件の保護者のリアルな声を分析

調査概要

調査方法

てつなぎ会員を対象に、「みんなの声」にて自由回答形式・アンケート形式で実施

調査期間

2026年1月30日~2026年6月17日

回答者

子育て中の保護者

総回答数

297

今回のホンネ調査テーマ

子育て家庭の家事負担の実態と、その背景にある「見えない負担」

今回のホンネ調査で聞いた6つのテーマ

297件の声から見えた、子育て家庭のリアルな「ホンネ」を分析します。

第1部

家事負担はどこで生まれるのか

子育て中の忙しさは、単純な家事の量だけでは説明できません。

親たちはどのような場面で「自分がもう1人欲しい」と感じ、どの時間帯に最も負担を感じているのでしょうか。 第1部では、リアルな生活シーンから家事負担の正体を探ります。

第1部では、親たちが最も忙しさを感じる場面を見ていきます。

「自分がもう1人欲しい」と感じる瞬間

実際の声

💬 レジや受付での対応中

お会計中に上の子がどこかへ行き、下の子も離れていく。後ろにお客さんが並んでいると非常に焦る。子どもたちを見守る自分がもう1人欲しい。

(おまめさん/30代 女性)

💬 家事と子守の両立

1人は家事で、もう1人は子守。どちらかをしている間は、もう一方が止まってしまう。物理的に体が2つ必要だと感じる場面が多い。

(いちごごさん/30代 女性)

💬 子供たちの癇癪が重なる時

0歳児は大号泣、5歳児は最強に機嫌が悪く癇癪。このカオスな状態の時は本当に2人欲しい。

(きいさん/30代 女性)

※アンケート回答をもとに、内容を損なわない範囲で編集しています。

最も過酷なのは「夕方から夜」の時間帯

対象のお題

育児中、毎日いちばん踏ん張ってる時間帯は? (n=54)※複数回答可

夕方から夜

34件

13件

深夜

5件

その他

2件

みんなの声から分かったこと

回答を分類したところ、「夕方〜夜」が最も多く34件、次いで「朝」が13件でした。特に夕方から寝かしつけまでの時間帯には、家事と育児のタスクが集中する様子がうかがえます。

「魔の時間帯」に何が起きているのか

実際の声

💬 起きてから出発するまで、分刻みのタスクが続く!」

米炊き、弁当作り、子供の着替え・食事介助、自分の身支度、保育園への送迎。息つく暇もない出発までの戦い。

(彩さん/40代 女性)

夕方〜夜

💬 「帰宅後16時〜寝るまでの20時ぐらいまで。」

ご飯やお風呂の支度、片付け、翌日の準備までやり切る為にソファにゆっくり座るなんて出来ない。レシピ検索しようとしてうっかりスマホで他の動画とか見始めたら終わり。寝かせるまで常に追われてる感じ。

(おまめさん/30代 女性)

夜中

💬「夜中のミルクタイム」

熱湯を水筒に、白湯をペットボトルに用意して、眠いの我慢して暗い中でミルク作れるように工夫して頑張ってました。あの時がいちばん踏ん張ってた。

(ynynさん/30代 女性)

夕方〜夜

💬「1番しんどいのは16-20時!!気を確かに持ってないと終わる笑」

朝もしんどいけどもう心を無にしてる。夕飯作り、風呂、洗濯、片付けが一気に押し寄せてくる。

(ゆーたんさん/30代 女性)

夕方〜夜


💬 「夕方3時半頃から寝るまでです。」

夕飯準備、子どもの送迎、習い事、お風呂、宿題確認、翌日の準備までが一気に押し寄せる。子どもたちが寝る頃にはクタクタ。

(ゆうたんさん/40代 女性)

「みんなの声からわかったこと」と「インサイト」

みんなの声から分かったこと

「自分がもう1人欲しい」と感じる場面として多く挙げられたのは、家事と育児が重なる瞬間や、複数の子どもへの対応が必要な場面でした。
子育て家庭の負担は、家事や育児の量だけではなく、複数の役割が同時に発生することで大きくなっていることがうかがえます。

第1部インサイト:家事負担はなぜ生まれるのか

家事負担の原因は、作業量ではなく“同時進行”にある

家事と育児が別々に発生するのではなく、同時に発生することで負担は急増する。 親たちは時間不足ではなく、「複数の役割を同時にこなさなければならない状態」に追い込まれている。

家事と育児が重なる瞬間

「自分がもう1人欲しい」と感じる場面として多かったのは、
・家事と育児の両立
・複数の子どもへの対応
・レジや病院などでの見守り

「自分がもう1人欲しい」という声の背景には、家事と育児の同時進行による負担が見えてきます。

「時間不足」ではなく「役割過多」

夕方〜夜は、複数のタスクが集中します。
・夕食準備
・お風呂
・宿題確認
・翌日の準備

単純に時間が足りないのではなく、
複数の役割を同時に担う状態そのものが負担になっています。

第2部

見えない家事の正体

子家事負担の多くは、実は“見えない家事”から生まれています。

補充や在庫管理、献立決め、家族のケアなど、家庭を維持するための作業は数多く存在します。親たちはどのような「名も無い家事」を担い、家族に何を求めているのでしょうか。

第2部では、見えにくい家事負担の実態を見ていきます。

子育て家庭の「名もなき家事」トップ5 

細かな掃除・メンテナンス

22

補充・在庫管理

17

家事全般(ほぼ全部)

13

管理・段取り

3

家族ケア

3

※47件の回答を編集部にて分類(複数回答可)
※みんなの声「コレは家族で自分だけがやっていると思う名も無い家事は?」から集計

日常に潜む「私だけがやっている」瞬間

実際の声

💬 麦茶づくりの攻防(補充・在庫管理)

麦茶づくり…… 旦那が必ず一センチ残しをやります!!!お茶のペットボトルがなくなったらパントリーから出す。(自分が最後じゃなくても)

(匿名さん/30代 女性)

💬 空ペットボトルの処理(補充・在庫管理/細かな掃除・メンテナンス)

飲み終わったペットボトルを濯いで水切り。おい旦那、そのまま置いといても水は切れねぇし出してこなきゃ新しいお茶も水も冷蔵庫に入ってねぇんだよ、分かってんのか?💢

(ゆーたんさん/30代 女性)

💬 朝のルーティンと寝具ケア(細かな掃除・メンテナンス/家族ケア)

毎朝机を拭いてから朝食の支度をする。シーツ交換、掛け布団カバー枕カバー外して新しいのつけて洗濯、干して乾いたらたたんでしまう。私しかやらない。

(七海さん/30代 女性)

💬 家事は全部私(家事全般(ほぼ全部))

家事は全て私がやってるので特になし

(匿名さん/30代 女性)

※実際のアンケート回答より抜粋

みんなの声から分かったこと:日常生活を支える「名もなき家事」の実態

【最多回答】細かな掃除・メンテナンス(22件)次いで「補充・在庫管理(18件)」と続きました。

みんなの声から分かったこと

家庭を維持するための小さな作業が積み重なっている
料理や洗濯のような目立つ家事だけでなく、
・補充する / 掃除する
・整える / 気づく
これらは生活に欠かせない一方で、家族からは見えにくい負担になっています。

「私だけが気づいている」負担

料理や洗濯といった主要な家事以外に、膨大な「名もなき作業」が存在しています。
・家事全般を一人で担う声も見られた
・補充や管理など気づいた人が行う作業が多い
・誰にも見えないまま積み重なる負担が存在する

※アンケート結果および自由回答の考察より作成

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