テレビの見方で変わる子どもの想像力

質問のしかたを変えれば想像力はみるみる伸びる 「子どもの言語水準を決めるのは親の質問の深さです」#02

教育

人文教育専門家。
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私が毎日同じテーマで文章を書き続けられる理由はただ一つ、質問そのものを完全に変えたからです。

一つのテーマについて単調な文章しか書けない人は、たとえば「思索」について書けと言われると、こんな質問から書き始めます。

「身の回りで起きていることの中で、思索に関することは何があるだろうか?」

これに対し、次のような質問から始めるのはどうでしょうか?

「思索はどのように世の中を創造したのだろうか?」

「思索」を、小さな部品ではなく、この世界を初めから今まで創造してきた主体としてとらえる質問をするのです。

そうすれば、目に映るすべての物のつながりが見えてくるようになり、そのたくさんのつながりを思索というテーマに引き上げることができます。

小学校高学年以上であれば、自分で文章を書く、名作を書き写すなど、「書く」ことを週に5回ほど3か月以上続ければ、きっとこの感覚がつかめてくるはずです。

そのような子たちにとっては、子犬の鳴き声も、ありふれた建物も、自分を大事にしてくれくれる人の気持ちも、すべてが素晴らしい文章の素材となります。

PROFILE

人文教育専門家

キム・ジョンウォン

多様な年齢層に人文学を大衆化させるために活動するコンテンツ・ディレクター。
「子どものための一日一行人文学」(未邦訳)で韓国の親たちの信頼を得ている。
韓国では子供の頭脳はもちろん、人性まで発達させる韓国を代表する教育専門家として認められている。

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