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常識を覆して日本の教育を牽引してきた工藤勇一先生が伝える!「子どもが伸びる教育」

【教育で一番大切なことは何か、子どものために絶対に知っておいてください。】新しい価値観へアップデート!これからの社会で目指すべき子どもが伸びる教育!

更新日:

工藤 勇一
元横浜創英中学・高等学校長

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常識を覆して日本の教育を牽引してきた工藤勇一先生が伝える!「子どもが伸びる教育」

子どもが伸びるこれからの教育

「教育」を意味する英語のエデュケーションの語源は「内なる能力を引き出すこと」。つまり、どんな能力を引き出すかは子どもによって異なるはずです。

「どんなことを教えるか」よりも、「どんな才能を引き出すか」を意識してみましょう。

子どもが

伸びる教育

学校で学べることには限界があるのではないでしょうか?
POINT

社会に触れさせる機会を増やすことが大切

学校だけですべてを教えることは困難

現代に比べ科学技術の進歩が遅かった昔は、学校は最先端の学びが提供できる場所でした。

しかし、今は科学技術の発展も社会構造の変化もすさまじいスピードで起きています。

変化する社会と子どもとをつなぐことは、約10年に1回改訂される学習指導要領では到底追いつけず、教員が孤軍奮闘しても難しいでしょう。

社会に出る準備をするのが学校のはずなのに、社会との隔絶が広がる一方です。

その結果、子どもは学習内容が増えているのに、やりたい事や自分にできる社会貢献が見いだせずにいます。

もちろん学校も努力はしていますが限界があります。

それを解決する1つの方法は、学校をもっとオープンなものにして社会と積極的につながっていくことです。

大学に生徒を送り込み探究型学習などを行う高大連携や、工業高校の生徒が民間企業で技術を学ぶデュアルシステム(東京都)など、新たな試みがでてきています。

あるいは、社会の最先端を走る魅力的な大人を学校にお呼びし、子どもたちとの対話の機会をつくることでもいいでしょう。

家庭でもできることはたくさんあります。

最先端技術に触れたり、実践的な学びが得られたりする民間のSTEAM系の教室は続々と増えています。

科学館や歴史館などの施設に連れていくこともよいでしょう。

子どもがやりたいことという視点だけは忘れずに、積極的に社会と関わらせてあげてください。

\お答えしましょう!/

学校・家庭は、積極的に子どもが社会とつながれるような努力をしていくべきです。

KEYWORD

STEAM…科学(Science)、技術(Technology)、工学・ものづくりEngineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)数学(Mathmatics)の頭文字を組み合わせた用語。

監修者

元横浜創英中学・高等学校長

工藤勇一

1960年山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒業。
山形県公立中学校教員、東京都公立中学校教員、東京都教育委員会、目黒区教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長等を経て、2014年から2020年3月まで千代田区立麹町中学校長を務め、宿題廃止・定期テスト廃止・固定担任制廃止等の教育改革を行い、教育関係者やメディアの間で話題となった。

「家庭・学校・社会みんなに知ってほしい 教育について工藤勇一先生に聞いてみた」

著者名
監修:工藤勇一
出版社
 Gakken

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