SNSでも話題沸騰中!児童思春期精神科病棟に10年以上勤める現役看護師 こど看先生へインタビュー

子どもとのかかわりを豊かにするための考え方

親子関係

精神科認定看護師。
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てつなぎ
どんな行動ですか?
こど看先生
まず、「僕は味方だから大丈夫だよ」とフランクに話しかけたりはしないですね。面と向かってあなたの味方だよと言うと「自分の心の中に入ってきて、何か怖いことされるんじゃないか」と子どもたちは思ってしまう。
なので僕らは「味方」じゃなくて、あなたたちにとって「敵じゃないんだよ」ということを示していきます。

まずは、安全を確保する一番の存在だということを子どもたちにわかってもらうところから始めます。
てつなぎ
とても奥深いですね。もしかして多くの親が気にされることかもしれませんが、自分の子が精神的な何かを抱えているのかなと見分けるポイントなど親が気にした方がいいことなどありますでしょうか。
こど看先生
まず前提として他の子どもと自分の子どもを比較しないということは大切ですね。年齢を重ねていくと正常よりもちょっと発達が遅れているかもなど気になることが増えてきます。他の子と比べて自分の子どもは劣っているから他の子と同じレベルまでできるように何とかしなくては・・・と思ってしまいがちですが、そこだけを照らしあわせると「自分の子どもを見ていない」ということになってしまいます。

まずは比べるのではなくて、「この子の中での成長を見てあげよう」というところを意識して欲しいなと思います。
てつなぎ
ありがとうございます。周りよりもまずは自分の子どもを集中して見るということですね。
できたときの褒め方も気を付けないといけない。先生の書籍から学ばせていただきました。
詳しくは書籍で(笑)今、youtubeとか、sns関連やられて、今後の活動とか目標とかっていうのはあったりしますか。
こど看先生
端的に言いますと「細く長くやる」ということを意識しています。子どもとの関わりと同じで情報発信も長期戦なので、皆さまの邪魔にならない程度に、発信をしていきます。

児童精神科に関する発信をされている方がいたらコラボもしたいし、むしろ潮時だなと思ったら発信をやめるかもしれない。ドクターだといいと思いますが、看護師の立場だと臨床にも影響が出ちゃうのかなということで顔出しもしていません。
ただ、退院した子どもたちには正体がバレたりしています(笑)。細く長く頑張ります。
てつなぎ
ありがとうございます。
細く長くということですが、ぜひぜひどんどん太くなって長くやっていただきたいです。

最後になりますが、読者の方、先生の著書をとっていただいた方に向けたメッセージを頂きたいと思います。
こど看先生
ぜひ前書きだけでも読んでください!固くならずに読んでください!僕自身、執筆中に苦しくなったときも多々ありました。「書いている自分ができてないじゃん」と。
あとは「こうしないとだダメですよ」と押し付けのような内容になっていないかと心配になったこともありました。本当に葛藤の連続でした。

そんな中、書きながらも思ったのですがまずは意識するところから始めようと。本を読んでできていないとヘコまないで欲しいし、親として、支援者としてダメだなとも思って欲しくない。
ただ、みんなで前向きに意識していこうと。みんなで意識していきましょう!
てつなぎ
ありがとうございます。こど看先生のこれからの発信も楽しみにしています。
PROFILE

精神科認定看護師。

こど看

精神科単科の病院の児童思春期精神科病棟に10年以上勤める。
現在も看護師として病棟勤務しながら、「子どもとのかかわりを豊かにするための考え方」をSNS等で精力的に発信中。
メンタル系YouTuberの会所属。一児の父。

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