男の子の性教育「性の知識で自分を守る、相手も守る」

男の子の「気になっているけれど、面と向かっては聞きづらいこと」 パパママの「どうやって伝えたらいいかわからないこと」 にこたえます!

しつけ/育児

埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター勤務/産婦人科医。
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Q 忙しすぎて、性教育まで伝える余裕がありません

A

性教育は大事なことだとわかってはいても、仕事に家事に育児に忙しいのが子育て中のお母さんお父さんです。性教育とかたく考えず、軽い気持ちで日ごろから少しずつ伝えていくことでも、十分伝わります。

「あなたを大切に思っているよ」「あなたを大好きだよ」この言葉を伝え続けること、これだけでも立派な性教育です。

また、性教育に関する絵本を読み聞かせてもよいですし、小学生でも読める性教育本を低学年ならば一声かけて渡してもいいですが、思春期になると素直に受け取らないかもしれません。そっと本棚にしのばせておくだけでもよいでしょう。子ども自身が気になることができたときに、そっと開いて読む・・・・・・という可能性もあります。

プライベートゾーンの話はお風呂の時間など、日常の中で他人に見せたり、触らせたりしてはいけないことを伝えておくだけでも違います。

また「子どものNOを受け止める」ことの積み重ねも性教育、人間関係を教えることにつながります。

ネットや友達同士のうわさ話などから間違った情報を得て振り回されないようにするためにも、正しい情報を子どもの身近に用意しておくのは大切です。テレビなどで出てきた、性に関するキーワードを説明したり「これってどう思う?」などと話し合ってもよいですね。

PROFILE

埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター勤務/産婦人科医。

高橋幸子

年間180回以上の性教育の講演会を、全国の小学校・中学校・高等学校にて行っている。
NHK「あさイチ」、「NHK for School キキとカンリ」、「ハートネットTV」、などさまざまなメディアに出演。
その他にも性教育サイトの監修、性教育関連の書籍の監修などを手がける。性教育の普及や啓発に尽力する

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埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター勤務/産婦人科医。
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