潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®︎の提唱者高松ますみ先生にインタビューVOL.01
自己肯定感を高めるために
親子関係
てつなぎ
アメリカで出会ったというコミュニケーションであったり、自己肯定感を高めるといった文化を、最初からすんなりと受け入れることはできたんですか？
高松先生
私自身の自己肯定感が低かったんです。昭和の子育てでガシガシに育てられてきて、否定をされ続けて育ちました。
自己肯定感を高めるというのは、「愛してるよ」とかいう言葉じゃないんですよね。自分の気持ちを伝えた時に、しっかり受け止めてもらえること。 何が嫌で何が好きだと思ってるのか、しっかり聞いてくれることで、「自分はちゃんと意見を聞いてもらえる存在なんだ」と子どもが感じられることが大切です。
わがままを言ったとしても、「何がしたいの？どうしたいの？じゃあ、どうやったらできるだろうね？」と親もしっかりと子どもの気持ちに寄り添ってくれると自分は大切にされていると感じます。
友達の悪口や愚痴も「そんなこと言っちゃダメ」「人の悪口はいけない」「文句を言わないで頑張りなさい」などで押さえ込むのではなく、ネガティブなことも「どうしたの？」と弱い自分とかダメな自分も受け止めてもらえるということ。
そんなアメリカ人の親子を見て自己肯定感と親への信頼というものが育まれるんだな、と実感しました。
自己肯定感を高めるというのは、「愛してるよ」とかいう言葉じゃないんですよね。自分の気持ちを伝えた時に、しっかり受け止めてもらえること。 何が嫌で何が好きだと思ってるのか、しっかり聞いてくれることで、「自分はちゃんと意見を聞いてもらえる存在なんだ」と子どもが感じられることが大切です。
わがままを言ったとしても、「何がしたいの？どうしたいの？じゃあ、どうやったらできるだろうね？」と親もしっかりと子どもの気持ちに寄り添ってくれると自分は大切にされていると感じます。
友達の悪口や愚痴も「そんなこと言っちゃダメ」「人の悪口はいけない」「文句を言わないで頑張りなさい」などで押さえ込むのではなく、ネガティブなことも「どうしたの？」と弱い自分とかダメな自分も受け止めてもらえるということ。
そんなアメリカ人の親子を見て自己肯定感と親への信頼というものが育まれるんだな、と実感しました。
てつなぎ
子どもたちはすごく敏感に感じ取ってるんですね。親がこういう気持ちでやってるんだなとか、僕の気持ちを、私の気持ちを、こういう風に認めてくれてるんだなとかっていうところ。
昭和の子育てだと、子どもが甘えることに対して否定的な傾向がありますよね。
昭和の子育てだと、子どもが甘えることに対して否定的な傾向がありますよね。
高松先生
私も小学生ぐらいになってからは、母親に甘えたという記憶がありません。「甘えん坊さんだね」とか「一人でできないの」とことを言われるのも嫌でした。
でも本当はもっと抱っこしてほしかったし、甘えたかったし、 相談もしたかった。甘えられずに、ずっと不安なままで育ってきたから、ちょっとでもつらいことを言われたりするとすぐ動揺します。自信が身についていない、ゆらゆらした育ち方でした。
自分が弱くなった時にちゃんと甘えられると逆にそれが心のよりどころになって、結果的に強くなれると思います。
アメリカの子どもたちはよく甘えますが、そこからスッと強くなっていくっていうのを見てきて、 私も子どもたちにはしっかり甘えさせてきたと思います。
でも本当はもっと抱っこしてほしかったし、甘えたかったし、 相談もしたかった。甘えられずに、ずっと不安なままで育ってきたから、ちょっとでもつらいことを言われたりするとすぐ動揺します。自信が身についていない、ゆらゆらした育ち方でした。
自分が弱くなった時にちゃんと甘えられると逆にそれが心のよりどころになって、結果的に強くなれると思います。
アメリカの子どもたちはよく甘えますが、そこからスッと強くなっていくっていうのを見てきて、 私も子どもたちにはしっかり甘えさせてきたと思います。
PROFILE
株式会社スパークリングキッズ代表取締役
◎――株式会社スパークリングキッズ代表取締役。元夫の赴任先、米国・バージニア州で出産と子育てを経験。アメリカのハイクラス家庭が実践する「子どもを尊重する子育て」に感銘を受け、その考え方を学び体系化する。帰国後は協調性や自制心が重視される日本社会でも通じるよう、アメリカ式の子育てをアレンジした独自の子育てを実践。その結果、英才教育をいっさい施すことなく、長女は単身でアメリカの高校に留学し、2年連続で「全米優秀生徒賞」を受賞。その後全米No.1の公立大学「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)」に特待生として進学。長男は早稲田大学入学後、交換留学生としてUCLAで学ぶかたわら、バックパッカーとして世界中を旅した。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。
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