子育て家庭の夫婦関係を調査|195件の声から見えた「チームになれない理由」

子育て家庭195件の声をもとに、夫婦の役割分担や家事・育児の偏り、期待しなくなった瞬間、すれ違いの本音を調査。ママたちのリアルな声から、夫婦関係を支えるヒントを読み解きます。

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調査対象 195 名

「なんで私ばっかり…」

子育てや家事をしていると、そんな気持ちになったことはありませんか?

夫婦で役割分担をしているつもりでも、子どもの予定や急なお迎え、見えない家事など、気づけば自分ばかりが担っていると感じる瞬間は少なくありません。

そこで今回は、てつなぎに寄せられた195件の回答をもとに、夫婦の役割やパートナーとの関係についてホンネ調査を実施しました。

調査では、「夫婦の役割で偏りを感じる?」「『もう期待するのをやめよう』と思った瞬間」「旦那からの『俺だって…』発言への本音」「あなたの家の“旦那のトリセツ”」という4つのテーマについて、ママたちのリアルな声を集めました。

「うちだけじゃなかった」と感じる共感の声から、思わず笑ってしまうエピソードまで。ママたちのリアルなホンネをご紹介します。

調査概要

調査方法

てつなぎ会員を対象に、「みんなの声」にて自由回答形式・アンケート形式で実施

調査期間

2025年12月31日〜2026年4月27日

回答者

子育て中の保護者

総回答数

195

今回のホンネ調査テーマ

親たちは、夫婦の役割に何を感じ、どんな瞬間にすれ違い、どのように折り合いをつけながら家庭を築いているのか。

今回のホンネ調査で聞いた4つのテーマ 

全195件の回答をもとに、夫婦の役割やすれ違い、夫婦関係の本音を読み解きます。

「夫婦で役割分担をしているはずなのに、なぜか自分ばかり負担が大きい気がする。」

そんなモヤモヤを感じたことがある人は少なくないのではないでしょうか。

家事や育児だけでなく、子どもの予定管理や急な体調不良への対応、見えない家事など、家庭を回すためにはさまざまな役割があります。

そこで今回、「夫婦の役割で偏りを感じる?」というアンケートを実施しました。

夫婦の役割で偏りを感じるのは「育児」が最多 

01.育児

35.3%

02.家事

25.5%

03.家事運営(予定管理・手続き・病気対応など)

15.7%

04.仕事との両立

11.8%

05.自分時間

9.8%

06.その他

2.0%

※「偏りを感じる」と回答した人の自由回答を内容別に分類(複数分類)

【代表的な声】夫婦の役割で偏りを感じる?

💬 「ママじゃなきゃダメみたい」じゃないのよ。

休日は遊んでくれるし、お風呂にも入れてくれる。でも日常のお世話は結局私が担当。「ママじゃなきゃダメ」と片付けるのではなく、もう少し協力してほしいと思っています。

(おまめさん/30代・女性)

💬 言葉で分かってもらうのも難しい。

積極的に協力してくれますが、予防接種や保育園探し、予定管理や手続きなど、家庭を回すための段取りや管理は私が担うことが多いと感じています。

(すみままさん/40代・女性)

💬 自由に使える時間の差を感じています。

夫は気軽に予定(飲み会など)を入れられるのに私はそうはいかない。メール一本で飲みに行ける夫と、ここ数年飲みに行けてない私。その差を感じます。

(あっちゃんママさん/40代・女性)

💬 『無理しない・頼る・相談する』を大切に。

収入面は夫、お世話は私という役割ですが、お互いに「無理はしない」「相手を頼る」「相談する」を大切にしているので、不満に思ったことはありません。

(あやかさん/30代・女性)

※投稿内容を読みやすいよう一部要約・編集しています。

みんなの声から分かったこと

今回の調査では、夫婦の役割に偏りを感じる人は6割を超えました。特に多かったのは「育児」で、家事だけでなく、子どもの予定管理や手続きなどの家庭運営、自分時間の少なさまで、負担はさまざまな場面に広がっていました。

寄せられた声から見えてきたのは、「家事や育児を手伝ってほしい」というよりも、家庭のことを自分ごととして考え、一緒に担ってほしいという思いです。一方で、役割に偏りがあっても、お互いに相談し、納得した上で分担できている家庭では、不満につながっていないという声もありました。

今回の調査からは、役割の量そのものよりも、お互いが納得し、支え合えているかどうかが、夫婦関係に大きく影響していることがうかがえました。

前のアンケートでは、62%が「夫婦の役割に偏りを感じる」と回答しました。

では、その偏りやすれ違いを感じた先で、ママたちはどんな気持ちになっていくのでしょうか。

何度伝えても変わらない、期待した分だけがっかりする――。そんな経験を重ねる中で、「もう期待するのはやめよう」と思った瞬間について聞きました。

【代表的な声】パートナーに「もう期待するのをやめよう」と思ったエピソードは?

💬 「言ったこと以外は、本当に一切やらない。」

言ったことはやってくれる。でも、それ以上は本当に何もしない。毎回期待して裏切られるから、もう期待したくない。

(きいさん/30代・女性)

💬 「何度言っても、すぐ忘れる。」

同じことを何度も指摘するストレスよりも、期待しないという心の平穏を選びました。

(chocoさん/30代・女性)

💬 「結局、自分でやった方が早い。」

洗い物をしてくれるのは嬉しいけれど、汚れが落ちきれていないことも。自分でやった方が二度手間にならないと思うようになりました。

(あっきーさん/30代・女性)

💬 「今いないことにしないと、イライラするのが嫌だから。」

期待して、してもらえなかった時にイライラするのが嫌。だから、最初から「いないもの」と思うようにしています。

(匿名さん/40代・女性)

💬 「期待しない方が、ストレスを溜めずに済む。」

積もり積もった出来事の中で、「期待しない方がストレスを溜めずに済む」と思うようになりました。

(maikoさん/40代・女性)

※投稿内容を読みやすいよう一部要約・編集しています。

みんなの声から分かったこと

寄せられた声の多くに共通していたのは、「何度も伝えた」「何度もお願いした」という経験でした。最初から期待していなかったのではなく、伝えても変わらないことを何度も経験した結果、「もう期待しない方が楽」と気持ちを切り替えていった様子がうかがえます。

また、ママたちが求めていたのは、家事や育児を完璧にこなすことではありませんでした。言われる前に気づいて動くこと、自分ごととして家庭のことを考えること。そんな小さな積み重ねを望む声が多く見られました。

「期待しない」という言葉は少し寂しく聞こえます。しかし、その背景には、何度も期待し、何度も傷ついた経験があります。今回の調査からは、「期待しない」という選択が、相手を諦めたというよりも、自分の心を守るための方法になっていることが見えてきました。

役割の偏りを感じ、何度伝えても変わらず、「もう期待しない」と気持ちを切り替えたママたち。

そんな中でも、思わずモヤモヤしてしまうのが、旦那さんからの「俺だって…」という一言です。

今回は、その言葉に対して、本当は心の中で言い返したかったことを聞きました。

【代表的な声】旦那からの「俺だって…」発言。心の中で言い返すなら、何て言う?

💬 「今は私の話してるんだけど。」

今は私の話をしているのに、「俺だって」と話をすり替えられると、聞いてもらえていないと感じます。

(我が家は仮面夫婦さん/40代・女性)

💬 「張り合ってこないで。」

疲労度は歴然としてるんだから。勝手に出掛けたり寝たりできる自由があるでしょう。

(匿名さん/30代・女性)

💬 「体内で人類育ててから言う?」

今は妊娠中なので…。そう言い返したくなります。

(みなみんんさん/30代・女性)

💬 「私だって疲れてる。」

土日はゆっくりしたいと言うけれど、こっちは365日休みなんてありません。

(ゆうたんさん/40代・女性)

※投稿内容を読みやすいよう一部要約・編集しています。

みんなの声から分かったこと

寄せられた声で多かったのは、「俺だって」という言葉そのものよりも、自分の気持ちを受け止めてもらえなかったことへのモヤモヤでした。

「今は私の話をしているのに」「張り合ってほしいわけじゃない」。そんな声からは、自分の大変さを競いたいのではなく、まずは共感し、話を聞いてほしいという思いが伝わってきます。

今回の調査では、「俺だって」という一言は、夫婦のどちらが大変かを比べる言葉ではなく、お互いの気持ちがすれ違ってしまうきっかけになっていることが見えてきました。

役割の偏りを感じ、期待することをやめ、それでも時にはぶつかり合う。

夫婦だからこそ、分かり合えないこともあります。

そんな毎日の中で、「この人はこういう人だから」と、それぞれが見つけた付き合い方がありました。

最後に、ママたちに「あなたの家の"旦那のトリセツ"を書いたら?」と聞いてみました。

【代表的な声】あなたの家の“旦那のトリセツ”を書いたら、どんな内容?

💬 「言わなくても気づけ」は通用しません。

育児のタスクはバンバン振りましょう。「言わなくても分かるでしょ」は通用しないので、伝えた方がお互いのストレスが減ります。

(イルカママさん/30代・女性)

💬 「褒めて、褒めて、褒めて参りましょう!」

褒めると機嫌が良くなり、積極的に動いてくれます。

(ぷちれもんさん/30代・女性)

💬 「エラーメッセージ『俺聞いてない』が出ます。」

返事が上の空の時は、入力した情報が自動消去されます。時間を置いて再入力するか、メモを渡すとエラーを回避できます。

(もげぽんさん/40代・女性)

💬 「基本的には素晴らしい夫です。」

優しく、家事も子育てもよくやってくれます。ただ、傷つきやすかったり、納得しないと動かなかったりするので、話し方には少しコツがあります。

(匿名さん/30代・女性)

※投稿内容を読みやすいよう一部要約・編集しています。

みんなの声から分かったこと

寄せられた声を見ると、「旦那のトリセツ」は不満を書き連ねたものではありませんでした。「褒めると動く」「察しては通用しない」など、それぞれの家庭で”うまく付き合うコツ"を見つけている様子が伝わってきます。

今回の調査からは、相手を変えようとするのではなく、その家庭なりの付き合い方を見つけることが、夫婦関係を続ける一つのヒントになっていることが見えてきました。

ホンネ調査から見えてきたこと

今回のホンネ調査では、「家事や育児の負担が重い」という声だけではなく、夫婦のすれ違いは"役割の量"よりも"気持ちの共有"から生まれていることが見えてきました。

「何度伝えても変わらない」「言われる前に気づいてほしい」「まずは話を聞いてほしい」。

寄せられた声には、家事や育児を完璧にこなしてほしいというよりも、家庭のことを自分ごととして考え、一緒に向き合ってほしいという思いが共通していました。

一方で、役割に偏りがあっても、お互いを理解し、その家庭なりの付き合い方を見つけている夫婦は、不満だけではない前向きな関係を築いている様子もうかがえました。

今回の調査から見えてきたのは、「夫婦は役割を分けること」ではなく、「家庭を一緒に運営している実感」を持てるかどうかが、夫婦関係を大きく左右するということでした。

「家庭を一緒に運営している実感」は、特別なことではなく、日々の小さな気づきや声かけ、行動の積み重ねから生まれていくのかもしれません。

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