あまのじゃく?な反応…どんな聞き方をしたら素直にこたえてくれますか?

たった1割言い方を変えるだけ!

親子関係

教育家・見守る子育て研究所® 所長
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事実と違うことを言う

事例  遊んでいるはずなのに「遊んでいない」と言う

「今日、保育園で何して遊んだ?」「何も遊んでない」(でも、先生からのノートには遊んだ話が)、 「今日、誰と遊んだ?」「誰とも遊んでない」(でも、ノートにはお友だちの名前が)と、あまのじゃくな発言が多いです。

どんな聞き方をしたら素直に答えてくれますか?(3歳男子)

子ども

の事情

①なんでもかんでも親に話したくない。

②話すと長くなるから面倒だと思っている。

③自分一人だけの秘密にしたい。

OK

ワード

「そっか、何も遊ばなかったんだ」

小さな子どもにだって言いたくないことはある

お子さんの気持ちにあえてセリフをつけるなら、「何でもかんでも親にしゃべると思うなよ」ということです(笑)。

3歳ということですから、自我が少しずつ芽生えてきて、説明すると話が長くなるから嫌だとか、自分一人だけの秘密にしておきたいとか、子どもなりに理由があるのだと思います。

「あまのじゃく」と捉えるのはお子さんがちょっとかわいそうですね。

ですからそこを踏まえたうえで、コミュニケーションの取り方としては「何も遊んでない」と言われたら、「うそなのでは?」と深読みせず、素直に「そっか、何も遊ばなかったんだ」と、オウム返しをすればいいのです。

自分のペースに合わせてもらえたので、お子さんもホッとした気分になれます。

すると、「ジャングルジムにのぼったよ」と、教えてくれることもあるでしょう。

これに関連して、小学校に上がってからやってしまいがちなのが、その日の学習の振り返りをさせてあげなくては、という思いに駆られて、「今日は何を習ってきたの?」と聞き出そうとしてしまうことです。

聞き出して何かさせようとしているという「下心」があると、子どもは確実に警戒します。

聞くコツは「私が興味があるから教えてほしい」という姿勢で質問することです。

子「えー、面倒くさい」

親「面倒くさいかもしれないけど、知りたいんだから、ちょっと協力してよ」

こんなふうに、親ぶらないで聞いてみるのがいいですね。

精神年齢を思い切り下げて、「聞きたい、聞きたい」と子どものように駄々をこねてしまうのもアリです。

それでも話してくれない場合は、聞くタイミングを変えてみるのもコツです。

「面倒くさい」「忘れた」という反応しか返ってこないときは、無理に言わせようとしてもあまりうまくいきません。

「じゃあ、お風呂のあとで教えて」とか「思い出したら教えてね」などと、タイミングをずらすと聞かせてくれることもあります。

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