甘やかし=マザコン息子に? 子どもの行動がアッサリ変わる
やがて来る、ひとり立ちのために・上手に息子をコントロールし、伸ばす秘訣!#03
しつけ/育児
子どもには、「与えられた楽しみ」だけではなく、ぜひとも「何かを生み出す」ことをさせてほしい。
「表現する」機会をたくさん与えてほしいと思います。
その最たるものが、芸術でしょう。
たき火と同様に、音楽や舞踏や絵画などの芸術も、原始時代から存在していました。
学問だけでなく、芸術の要素もあったからこそ、人間はフレキシブルに発展してきたのでしょう。
芸術とは、「他の人がやっていないことを、してみせる」ことです。
エベレストを登頂するのと同じです。
学問の二の次のように思われるかもしれませんが、本来はとても尊い作業なのです。
といっても、大げさに考える必要はありません。
文章が書けるようになるのも芸術、友達と一緒に音楽をやることも芸術です。
あらゆる心情表現は「芸術」です。
絵でもダンスでもなんでもいいのです。ひょっとすると、料理はその代表かもしれません。
そして、大切なのは、その表現活動を親がしっかり受けとめることです。
ほめて、認めることです。料理を「おいしい」と言ってもらえれば、
「明日はもっとおいしいものをつくろう」 と張り切るでしょう。ほめられれば、「もっとうまくなろう」と張り切るのです。
小1のある男子は、ギター教室に通いながら歌詞を書き始めました。
両親は毎回見せられる歌詞を見て、「すごいね」「ここがいいね」などと感想を伝えていましたが、せっかくの表現活動なのにもったいないと思い、ギターの先生に歌詞を見せるようすすめました。
先生は喜んで、その場でメロディをつけてくれたそうです。
以後、男の子はさらに次々と歌詞を考え、先生がメロディをつけ、二人でうたいながら楽しく演奏しています。
いつか、オリジナル曲でライブに出られれば、という目標もできました。
子どもには、「可能な限りオモロイ」人生を歩ませてあげましょう。
大学受験浪人中より大学在学中そして卒業後、結婚後も個人教授バイト生活47年。
自称「化け猫家庭教師」。
21歳の時のムンバイ〜パリ間自動車旅行の体験により意識変換。単なる成績よりも能力の向上を目指して教育実践する。教育環境設定コンサルタント。
カタカムナ音読法、抽象構成作文法、サイコロ暗算学習法など多数の能力開発メソッドを開発してその効果を実証。「音読道場」指導者養成講座主任講師。教育作家。ブイネット教育相談事務所主宰。
趣味は焚き火と温泉と良景旅行と花卉栽培と文学と哲学。好物は柑橘系の果物とイカ。マーラーと抽象画を愛し、月の遠近WAVEの研究家としても知られる。東京吉祥寺在住。
松永暢史公式サイト https://matsunaganobufumi.edorg.jp/
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