小学生男子!周りから浮いてる...?友達がいないようで心配...というママへ
落ち着かない・話を聞けない・マイペースな 小学生男子の育て方#01 - やがて来る、ひとり立ちのために・上手に息子をコントロールし、伸ばす秘訣! -
しつけ/育児
男同士の遊びのなかから多くを学ぶ
私は自分で言うのもなんですが、へんな子どもだったので、友達と付き合うのに、とても苦労をしました。
単独行動することにストレスはありませんでしたが、ひとりで缶けりをしたっておもしろくありません。
楽しく遊ぶには5、6人は必要なので、そのへんはいろいろと妥協しつつ、うまくやっていたと思います。
男子のなかには、仕切りたがるタイプの子どもがいます。
友達と野球をやると、
「おれがバッターやるから、おまえはピッチャーね」
などと勝手に決めます。
母親がそんな場面に居合わせると、「なんでそんなに偉そうなの」とハラハラしますが、
基本的に子どもが遊んでいる場に親が干渉しない方がいいでしょう。
彼はそうやって、仕切る練習をしているのです。
男の世界は厳しいので、放っておいても、そのうち簡単に鼻を折られる日が来ます。
もっともっと手ごわい相手がたくさんいることを知ります。
今はそうやってとんがっていればいいのです。あとでたっぷり痛い目にあうでしょう。
親に言われるより、身をもって感じないとわからないのです。
そうやって仕切っているように見える子でも、別の場所では黙って他の子の指示に従っていることがあります。
それはそれでいいことです。男子はその場その場で、おもしろいことを常に追求しています。
「あいつの言っている通りにやるとおもしろい」
と思えば、素直に従います。
人のリーダーシップぶりを観察することも、いい勉強です。
そうして、いろいろなことを吸収し、今度は自分から遊びを提案して受け入れられたら、リーダーシップを発揮できます。
ただの遊びに見えても、男子は集団遊びから、コミュニケーション力だけでなく、 観察力や指導力なども学んでいるのです。
最近は小学校低学年から塾や習い事で忙しく、友達と遊ぶ機会が少なくなっている子どもがたくさんいます。
でも本来は、小学生の間にこそ、こうやって男同士で遊んで、いろいろなことを学ぶべきだと思います。
大学受験浪人中より大学在学中そして卒業後、結婚後も個人教授バイト生活47年。
自称「化け猫家庭教師」。
21歳の時のムンバイ〜パリ間自動車旅行の体験により意識変換。単なる成績よりも能力の向上を目指して教育実践する。教育環境設定コンサルタント。
カタカムナ音読法、抽象構成作文法、サイコロ暗算学習法など多数の能力開発メソッドを開発してその効果を実証。「音読道場」指導者養成講座主任講師。教育作家。ブイネット教育相談事務所主宰。
趣味は焚き火と温泉と良景旅行と花卉栽培と文学と哲学。好物は柑橘系の果物とイカ。マーラーと抽象画を愛し、月の遠近WAVEの研究家としても知られる。東京吉祥寺在住。
松永暢史公式サイト https://matsunaganobufumi.edorg.jp/
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