4000人の人生を変えた究極の「片づけ」メソッド――リビング・ダイニング編
誰も教えてくれなかった「頑張って働いている」のに貯まらない理由をプロが解説。
生活/暮らし
たとえ年収800万円でも、世帯年収2000万円でも「貯まらない家」は貯まらない。片づかない。部屋を片づけるだけで、なぜかお金が貯まり始める?本書は、部屋の乱れと家計・時間の関係を解き明かし、無理なくゆとりを生み出す「貯まる片づけ」の実践法を徹底解説。今日から暮らしを整えてみませんか。
西崎 彩智著書の『貯まる片づけ 時間とお金にゆとりが生まれる』から一部転載・編集してお届けいたします。
「リビング・ダイニング」が変わると家族仲も家計も変わる!
しかもその何かを探す役は、たいていお母さん。お母さんはいつも探しものをして、時間に追われているので、料理をする時間がなく、出来合いのものを買ってきたり、外食ですませたりといったことが増えます。
また、お母さんは時間がないせいで、いつもイライラしている。お母さんが怒っているから、子どもはお母さんにゆっくり話を聞いてもらえない。ご主人は帰ってきても家が散らかっていて、ピリピリした雰囲気だからくつろげない。だから不機謙になる。
リビング・ダイニングが片づいていないと、お金が減るだけでなく、家族仲も悪化していくのです。
お金が貯まるリビング・ダイニングに変わる 3ステップ
お金が貯まるリビング・ダイニングにするには、どうしたらいいのでしょうか。
次の手順で片づけていきましょう。
ステップ1 私物を各々の部屋に戻す
まずリビング・ダイニングにあるものを持ち主ごとに仕分けて、いったんそれぞれが自室に持っていきます。
ステップ2 ルールを決める
その後、またリビング・ダイニングに私物を置いたとしても、決まった時間になったら自室に持っていくというルールをつくりましょう。それぞれのものの所有者の責任を明確にすることが大切です。
小さなお子さんは、日中はお母さんの目の届くリビングで遊んでいても、寝る前にはリビング横の和室に置いてあるおもちゃ箱に片づける。
小学生の子は、ダイニングテーブルで勉強していても、ごはんのタイミングになったら勉強道具を横の棚に戻す。
中学生や高校生の子は、帰ってきたときにその辺に置いたカバンを、夕飯を食べたら自室に持っていく。もちろん大人の物もそうです。時間になったら、この棚にしまう、と決めておきましょう。
ステップ3 毎日ちゃんと行う
こんなふうに、ある程度の時間の制約を設けておかなければ、私物を1個置くと、そこからなし崩し的に散らかっていくので、気をつけたいところです。
ある程度、ルール化したうえで散らからないようにするには、毎日片づけを行いましょう。おすすめは、一日3回のリセットです。
まず朝、出かける前に必ず全部きれいに片づけます。なぜなら、帰ったときに、ソファや床にものが散乱していたり、キッチンのシンクに汚れた皿が置きっぱなしになっていたりしたらすごく残念な気持ちになるし、疲れも増すから。
2回目は、夕飯の前に行います。大人も子どもも、ごはんを食べたあとでは眠くなるし、特に小さな子はグズグズが始まります。
そして3回目は、寝る前です。そうすると翌朝起きたときに、気持ちよくスタートできるでしょう。
この3回のリセットのときには、ダイニングテーブルの上には何も置かないようにします。
わが家の場合、私がダイニングテーブルでパソコン作業をしますが、3回の片づけのときは、横の棚にいったんしまいます。
ただ高齢の方の家だと、テーブルの上に薬や飲み物を置いておいたほうがいいこともあるので、そういったルールは、家庭ごとに決めるといいですね。
家族仲がよくなり人を呼べる空間に
実際にリビング・ダイニングを片づけて、お金が貯まった人は何がよかったのでしょうか。
まず空間がスッキリし、家族が集まりやすくなります。自室に引きこもっていた夫や子どもがリビング・ダイニングに出てきて、家族のコミュニケーションが密になって会話が弾む。家族みんなでごはんを一緒に食べることも増えて、食費が減ります。
リビング・ダイニングが片づくと、帰りたい家になるので、子どもが帰りにどこかに寄って買い食いしたり、夫が飲んで帰ったりすることも少なくなります。
また、外で食事やお茶をしなくても、家に人を呼べるようになります。その分、外食費やお茶代をカットできます。
家族のお祝いや子どもの誕生会も、わざわざレンタルルームやレストランでしなくても自宅ですればOK。
子どもも友だちを呼べるので、コンビニでお菓子を買わずにすむ。ご主人も、飲み会のあとに会社の人たちを連れてくることもできます。
リビング・ダイニングがきれいになったことで、料理教室や、ヨガやピラティスの教室、メイク教室など、自宅サロンを開いたという人が、たくさんいます。
かくいう私も、もともとはリビングで、片づけ教室を始めた一人です。
ワンルームを借りると、例えば7万~8万円の家賃がかかるし、そこに行く移動費や駐車場代などもかかる。でも自宅のリビングでサロンを開くことができれば、経費もかなり抑えられます。
家具は「投資」と考える
リビング・ダイニングを片づける中で、ソファやテーブルなど大物家具を処分する人も多いでしょう。
特にソファは消耗品。小さい子がボンボン飛び跳ねたり、ペットの寝床になっていたりすると、ソファは意外に早く傷みます。
でも家具を捨てるのは大変。お金もかかります。
ですから家具は、多少値段が高くても、長く使えるもの、売るときにゼロ円にならないものを買うことをおすすめします。
家具は「投資」です。ある程度のものを買っておけば、資産になります。
だから家具を新調するときは、長期目線で選んでほしいですね。
「いつでもどうぞ」と言える家を目指して
リビング・ダイニングを片づけると、何よりも自分が帰ったときに、いやな気持ちになりません。家が本当に心地よいと思えるし、イライラすることもない。静かな環境がつくられるので、ストレスが溜まりせん。
一方、リビング・ダイニングを片づけると来客に対するハードルが下がり、人との関係性も変わります。見栄を張らずにすむので自然体でコミュニケーションできるようになりますよ。
「いつでもどうぞ」と言えることは、人生において意外に大きなことだと、リビング・ダイニングを片づけることで、実感できるのではないでしょうか。
貯まる片づけ語録
ものの量は家事の量
ものがひとつ増えると、管理や維持、掃除の手間が増えます。衝動買いで家事の量を増やして、辛くなるのはもうやめましょう。
家の中に置くものの量は、お世話しても無理のない程度に抑えましょうね。
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