大人気のシリーズ「即興工作」!――「空気」の存在
SNS総フォロワー数30万人超! 磁石×紙コップ、ポリ袋×ペットボトルなど、身近な素材を掛け合わせた、アイデアあふれる工作で大人気のシリーズ「即興工作」の初書籍!
遊び/学び
かんたんパラシュート
P90
P91
ぴちゃぴちゃフグ
P58
P59
コラム「空気」の存在
次は「空気」についてです。「空気」に関する工作といえば、他の章でも、紙コップや紙皿の羽が風で回ったり、空気抵抗でゆっくり落ちたり、ストローで息を吹いて音を鳴らしたりなど、色々な種類のものが出てきます。ですが、そもそも「空気」って目に見えませんよね……。どうやって子どもはその見えない存在を理解するのでしょうか。
一番身近ですぐにできる実験は、袋をつかったものです。袋をバサバサと動かして「空気」を入れ、口を結ぶと「空気」を閉じ込めることができます。膨らんだ袋をギュッと掴んでみたり、袋の上に乗ってみたりすると、捕まえた「空気」が袋の中に確かに存在していることがわかりますね。他にも、息を吹き込んで袋を膨らますと、自分のカラダの中にあった「空気」が袋の中に移るので、「空気の移動」を体感することができます。
即興工作の素材に「ポリ袋」があり、「空気の移動」を使った工作がいくつかあります。今回紹介した「ぴちゃぴちゃフグ」は、水の中にペットボトルを沈めると、水に空気が押され、ペットボトルの中の空気がフグ(袋)に移動する……という仕組みです。
何回か水にぴちゃぴちゃと沈めてみると、フグの中の空気が満杯になり、フグが「バイン!」となります。ついでに「空気は水より軽いから水に押される」というのもポイントかもしれません。プールの中で息を吹くと、その「空気の泡」が水面に昇っていくのと同じ現象です。一つのおもちゃで、色々な現象が学べますね!
ぴちゃぴちゃフグの仕組み
函館短期大学保育学科の専任講師
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