アメリカ在住3児ママ YouTuberが伝える!「日米の子育ての違い」
親の「見守る力」が子どもを自由に成長させる!子育ては親も挑戦者。失敗から生まれる笑顔のヒント。Youtube登録者数(2024年12月現在)14万人超!人気チャンネルのお母さんが紐解く子育て論。
しつけ/育児
夫婦で意見が対立した子どもとの添い寝問題
子育てにおいて夫婦間で意見が対立したことと言えば、添い寝のことが唯一の出来事かもしれません。
アメリカは子どもとの添い寝の文化がないので、生まれてすぐの赤ちゃんでも親とは部屋を分けて寝かせるのが一般的。
れんが生まれたときは、アメリカ式をしなくてはと思う夫と、赤ちゃんを親と同じ部屋で寝かせる日本のやり方がいいと思う私とで対立しました。
初めての子どもということもあり勝手がよくわからなかったのもありますが、部屋を分けても、結局、れんが泣くたびに夜中に何度も部屋を行き来しなくてはならなくて大変でした。
子どもの寝かしつけも「こうしなければならない」「このやり方が正しい」と決めつけてしまうことは、結局、親のエゴなのかもしれません。
その子にとってどうするのが一番いいのか、どうするのが親にとってもいい方法なのかは、その子や家庭に合わせて探していくのが一番いいのではないでしょうか。
れんのときには、日本のスタイルで添い寝をすることを選びましたが、そうしたことに対して夫は何も言いませんでした。
しかし、アメリカ式で寝かせたいという夫の気持ちも理解できたので、「添い寝は1歳になるまでにしよう」と私から言いました。
はりに関しては、実は最近まで一人で寝ることができず、私たちのベッドで一緒に寝ていました。
昔は「30分経っても一人で寝られへんやったら、私たちの部屋に来なさい」と言っていたのですが、だんだんそれも無理になってきてしまって。
「さあ自分の部屋で寝ましょう」って言っても、すでに横にいるんです(笑)。
でも今では自分の部屋で一人で寝られるようになり、私が「私たちと一緒に寝たいなら、ずっとここにいていいよ」と言っても自分の部屋で寝るのです。
なので今となっては、無理に一人で寝かせなくて良かったんだなと思います。
それもそのはず、高校生になっても一人で眠れないなんてことはないですからね。
子どもは自分の部屋で一人で寝るべきと型にはめなくたって、いつかは自然と寝られるようになるんです。
てらも時々、夜中の2時頃に私たちの部屋にやってきて、昔ははりと4人で寝ることもあったのですが、面白いことに添い寝をすると、子どもたちはみんな私の方に寄ってくるのです。夫の方にはなぜか行きませんね(笑)。
小さい頃から自己肯定感を高めるためにとにかく褒めちぎるのがアメリカ流
寝かしつけだけでなく、日本とアメリカで大きく異なると感じるのは、自己肯定感の高め方。
アメリカは子どもをとにかく褒めて褒めて褒めちぎり、気分をアゲアゲにしてくれるんです。
とくにうちの子が通っている小学校はそうで、ちょっとしたことでも「頑張ったね」とシールをくれるので、とにかくたくさんのシールをもらって帰ってきます。
一体何をしたのかと尋ねると、「静かにしていたからシールをもらった」のだとか(笑)。
ほかにもアメやキャラメルなどのお菓子ももらってきます。
日本の小学校だったら、静かにしていたくらいでは褒められもしませんよね。
中学校になると、少し本気を出してくるというか、一段ギアが上がった感じになるので、そんなことでは褒められなくなりますが、小学校の間は、勉強をさせることよりも、まずは褒めちぎるというのを徹底しているような気がします。
そのおかげか、れんは「褒められるともっと頑張れるから褒めて!」と自分で言うくらいになりました(笑)。
褒めることが根づきすぎているせいか、以前子どもたちと一緒にスーパーマーケットに行ったときに、知らないおじさんが「この子たちはかわいいね。何か買ってあげたいから受け取って」と、5ドルずつ渡してきたことがありました。
お金を渡してくるってちょっと怖いなと思って断ったんですが、「君じゃなくてこの子たちにあげたいから」と言って全然引き下がらない。
あまりにも引き下がらないので、仕方なしに受け取りました。
そんなことが2回ほどありましたが、アメリカってすごい国だなと思ったのを覚えています。
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